2025年のベトナムにおける法規改正について

みなさん、新年あけましておめでとうございます。2025年から何かと話題のベトナムの法律改正ですが、ベトナムは法律が制定されてから施行されるまであっという間。知らなかったでは済まされない法律についてお話ししたいと思います。

電子タバコの持ち込み、所持、販売、使用の禁止

前回のブログに書きましたが、電子タバコが全面禁止になりました。使用の罰金は100万ドンから200万ドン(6,000円から12,000円)。日本から旅行や出張の場合は注意が必要です。駐在の方は2024年まではSNSや店舗で購入していたと思いますが、オンラインのショップサイトや店舗での販売の中止しています。紙巻タバコは2万ドン(120円)から4万ドン(240円)で販売していて、日本と比べ半額以下で購入できるので喫煙者は注意が必要です。

交通ルールの改正

2025年になって一番の話題はこれ、交通ルールと罰金ですね。ルールが変わったポイントは今まで50CC以下のバイク、電動スクーターは運転免許は不要でしたが今後は運転免許が必要になることです。ベトナムで運転するには日本の運転免許を書き換えするか、免許センターでベトナムの免許を取得しなければならないので、50CC以下の原付や電動スクーターをレンタルしている人もいると思うので今後は注意が必要です。

次に、罰金額が10倍になったこと。今まではヘルメット未着用や信号無視で捕まっても20万ドン(1200円)程度の罰金で済んでたのが数万円と罰金額が高額になりました。歩道走行の禁止、赤信号も無視も同様に罰金額が高くなっているので注意が必要です。それにしても10倍とはびっくりですね。

ところで今年に入ってから渋滞がひどくなったと思いませんか?旧正月前なことも理由ですが、この罰金制度に加えて、「交通ルール違反の市民通報制度」も大いに影響があるとのことです。なんとスマホカメラで交通ルール違反のビデオや写真を交通警察のSNSアプリ経由で送ると罰金額の10%程度を手数料としてもらえるとのこと。この制度が今ベトナムで話題になっています。普通、罰金額が増えたからといってもどこにでも警察がいるわけではないので、ルールを守らない人もいると思いますがこの密通制度で誰でも通報が出来て罰金の手数料を貰うことが出来るので、怖くてルール違反をする人が極端に減ったとのことです。

市民と警察がZaloで交通ルール違反についてメッセージでやりとりしています。

主要な交差点には監視カメラの設置もどんどん進めているので、逆走や歩道走行も極端に減った気がします。ベトナムの交通については海外からも厳しい批判の意見が多かったので、ルールが守られてより安全になれば過ごしやすくなるとは思います。しかし、10倍の罰金や通報制度、監視カメラなど日本では考えられないですね。

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