ハノイ市は人口860万人の大都市で人口密度も高い街です。ハノイ市の中心部はBa Dinhと Hoan Kiemですが離れたエリアにも繁華街が多数形成されているので、住む場所や勤務地で生活エリアが変わる場所です。空の玄関口であるノイバイ空港はハノイ市の北20kmのところにあり、車で40分のところにあります。ホン川が北側と東川が流れており、ホアンキエム区とバーディン区東部に城郭都市が形成されていました。外環高速道路がUの字方に走っており地方へ向かう高速道路に接続されております。日本大使館の周辺に日本人街が形成されております。地域エリアごとの特徴やスポットをご紹介いたします。
ハノイ随一の日本人街
特徴
日本人駐在員が一番多く住むエリア。日本食レストラン、居酒屋、ラーメン屋、カラオケ、日系スーパー(Fujimart、Tomibunなど)、日本語対応の美容院・病院など、生活に必要なものがほぼ揃う。
住宅の種類
サービスアパート、コンドミニアム、ローカルアパートと選択肢豊富。短期滞在の方も住みやすい。
家賃相場(2025年現在)
1ベッド:700〜1,200USD/月
2ベッド以上:1,200〜2,500USD/月(新築高級サービスアパートはさらに高額)
メリット
完全に「日本人村」の雰囲気で、初めてのハノイ生活でも安心感抜群。徒歩圏にほぼ何でも揃う。
デメリット
やや地価が高騰中。英語やベトナム語を学ぶ機会が減るかも。渋滞多め。
落ち着いた住宅地で日本人にも人気上昇中
特徴
Kim Maから少し外れると、静かな住宅街が広がる。外国大使館(日本大使館・米国大使館等)もあり治安も良い。新しい高級コンドミニアムも続々建設中。
住宅の種類
Vinhomes Metropolis、Lancaster Nui Trucなどの高層高級コンドミニアムが人気。
家賃相場
高級コンド:1,200〜3,000USD/月
メリット
キンマーまで徒歩圏内だが落ち着いた雰囲気。施設も新しい。通学・通勤に便利。
デメリット
高級物件中心でコストは高め。
テイホーエリアは大きく、「北岸エリア」「南岸エリア」「東岸エリア」に分けられ、それぞれのエリアで雰囲気が変わります。
西洋人+日本人ミックスの「国際派エリア」
特徴
外国人全般に人気の湖沿いエリア。欧米系レストランやカフェ、オーガニックショップも多い。日本人家族帯同の駐在員にも人気急上昇。ペット飼育可能な物件も多い。
住宅の種類
一軒家、ヴィラ、サービスアパート、湖畔のコンドミニアムなど多様。
家賃相場
一軒家・ヴィラ:2,000〜5,000USD/月
サービスアパート:1,000〜2,500USD/月
メリット
空気が良く広々。欧米風の暮らしが可能。家族生活向き。カフェ文化を楽しめる。
デメリット
通勤にやや遠い(中心部まで30〜40分渋滞あり)。日本食はキンマーより少なめ。
ハノイ旧市街&中心部
特徴
旧市街、ホアンキエム湖周辺は観光名所のイメージが強いが、近年は高級レジデンスも増えている。若手駐在員や短期ビジネス滞在者が選ぶケースも。
住宅の種類
サービスアパート、ホテルレジデンス、コンドミニアム。
家賃相場
高級:1,500〜3,000USD/月
メリット
どこに行くにも便利。ビジネス拠点に至近。週末も街歩きが楽しい。
デメリット
交通騒音、観光客混雑。物件数は多くない。
立地
ハノイ中心部の南東側。ホアンキエム区のすぐ隣。
中心街の利便性を持ちながら、ホアンキエムほどの観光地感は少なめ。
ビジネス・商業・居住がバランスよく共存 しているエリア。
生活環境
落ち着いた市街地
観光地ではないが、商業施設・カフェ・レストランが多い。
大型ショッピングモールがある
Vincom Center Ba Trieu(ビンコムセンター・バーチュウ)が有名。生活用品、飲食店、映画館など充実。
住まいの特徴
ローカルアパートから高級サービスアパートまで幅広い
ただし超高層の高級コンドミニアムは少なめ。中心部に近い割にコストパフォーマンスが良い。
日本人駐在員は比較的少なめ
キンマー・タイホーに比べると日本人街ではない。とはいえ、中心地で利便性が高いので、若い駐在員・現地採用・単身者の短期滞在には人気 。
日本語対応の病院や日系スーパーなどは近隣にあまりない(ホアンキエムやバーディンまで出る必要あり)
国際学校が集まる郊外型高級住宅街
特徴
ハノイの北西部、空港方面に位置。外国人向け大型ヴィラ・高級マンション群が広がる。国際学校(UNIS、HIS等)が揃い、家族連れの駐在員に非常に人気。
住宅の種類
大型ヴィラ、高級コンドミニアム(The Link, Sunshine Riverside等)
家賃相場
2,000〜5,000USD/月
メリット
敷地内に公園・プール・ゴルフ練習場もあり快適。子供の教育環境が抜群。治安最高レベル。
デメリット
中心部に通勤するには少々遠い(朝夕渋滞注意)。
初めてのハノイ生活では、まずは「Kim Ma/Linh Lang」からスタートする日本人が多いです。少し慣れてくると「タイホー」や「シプチャ」など選択肢も広がります。最近はBa Dinhの高級コンド人気も急上昇中です。